ブレインストーミングとは?
今回はブレインストーミング(Brain Storming)、通称ブレストの概要についてです。
二種類のブレスト
- 専門家同士が思い付きで始めるブレスト
- 多様なメンバーを集めて行うブレスト
前者は私がもっともイノベーティブな活動だと思っているものです。私はこれを「雑談」と呼んでいます。
後者が最近めっちゃ流行っていて、下手すると時間の無駄感が出てしまうブレストです。本記事では後者のブレストを扱います。
多様なメンバーを集める意義
多様なメンバーを集めるとアイデアにばらつきが発生し、平均点としてはショボくなりますが、中にはすごいアイデアが混入し始めます。逆に専門家で集まるとアイデアの平均点は上がりますが、イノベーションと呼ばれるようなアイデアは出てきません。これは学術的に認められた事実だそうです。
多様なメンバーでブレインストーミングを行うことで初めてイノベーティブなアイデアが生まれます。
欧米に追い付け追い越せの考え方では経済成長が難しくなった昨今、イノベーションを自ら生み出すために日本でもブレストが大流行しているという状況です。
オープンイノベーションの文脈との整合性をとる目的もあるかもしれません。
ブレストに必要なもの
- 多様な参加者
- リラックスできる広めの会議室(できれば外が見える部屋)
- 大量のホワイトボード
- 大量のポストイット(黄色、赤、青)
- 大量のホワイトボードマーカー
- リラックスできるBGM
- お菓子、お茶、ジュース
ブレストのやり方
- お題を提示します。
- 思いついたことをポストイットに書きます。
- しゃべりながら場にポストイットを出します。
- いいね!面白い!それは思いつかなかった!など思いつく限りの賛辞を送ります。
- 以降、この繰り返し
如何に良いお題を提示できるかがブレストの一つのポイントです。
お題の作り方もそのうち記事を書こうと思います。
ブレストの作法
ブレストで大切なのは、盛り上がりと大量のポストイットの生成です。これらを促進するため以下のようなルールが課せられます。
大人になっても、いや大人だからこそプライドも発言への責任もあり、より繊細な心を持ちます。なのでちょっとした批判で容易に傷つき、以降アイデアを出せなくなります。また、失敗に不寛容と言われる日本では言い訳の立たない発言は控える文化的背景もあり、これらお作法が本当に大事になります。
ブレスト風景
同僚 :みんなペンとポストイットもった?じゃ理想の職場とは!?
同僚 :「目標が明確」!
一同 :おーなるほど!
たまご :目標が達成されたか確認できないと。「評価基準が明確」
後輩 :評価大事!成果を出すための「業務環境がいい」ことも必要かと。
たまご :業務環境ね。無駄な仕事したくないなー。「コンプライアンス系書類を作らなくていい職場」
上司、同僚:えっ、、、(なんかあったとき怖いからそれは作れよ。。)。あ、そうだ。「効率的なシステムが導入された職場」
・・・
こんな感じで進みます。メンバーが空気読まない発言したときは、無理やりポジティブなリアクションするか、スルーしましょう。スルー≒否定なのでできるだけ反応してあげたほうがいいですが。