のらケミスト

中小化学企業で新規事業とか技術開発している人のブログ。技術的な話とか転職の体験談をご紹介。

大企業で好きなことやる方法~プレゼンで評判を上げる【大企業サラリーマンの標準装備】~

こんにちは。
今回は大企業でウケるプレゼンtipsです。前職では幸いなことに社内で山ほどプレゼンする機会があり、その経験から大企業ではどんなプレゼンがウケるかがなんとなくつかめました。(月1や週1の進捗報告会議もプレゼンの場です。)
最初の頃は、

  • 何が言いたいのかわからない、
  • 情報が入ってこない、

などと言われていた私のプレゼンも、最後は、

  • すごくよかったよ!
  • こないだ面白い発表してた人だよね?

と声をかけられたりするようになり、プレゼンするごとに味方が少し増えるようになりました。
tamagoyaki1999.hatenablog.com

プレゼンのコツ

  • 大事なことは1個まで
  • 時系列をいじるのと誇張表現はセーフ
  • 一言の集合体で話す
  • 馬鹿に向かって話すと思え

実は大事なことは1個まで

私が大企業で学んだプレゼンのコツは、
「どうしても伝えたいポイントを一つだけ話す」
です。
もちろんプレゼン時間にもよります。
15分以内のプレゼンなら大事なことは1個だけにしましょう。
30分なら2個、といった感じです。
プレゼン内容を考えるときに、まずはどうしても伝えたい一個のメッセージをひねり出します。
これだけ覚えて帰ってくれたら大成功という1つのことです。
以降、この結論を導くための材料を嘘にならないようにストーリーにします。
参考程度ですが大体以下のような流れ。

プレゼンは一言の集合体で構成する

  1. 冒頭に結論を1個いう(※この結論だけ覚えてもらうことをプレゼンの目標にする)
  2. 仕事の目標を1センテンスで言う
  3. 進捗状況を1センテンスで言う
  4. 問題点を1センテンスで言う
  5. イデアを1センテンスで言う
  6. 実際の行動をちょっと詳しく話す(※資料にでかでか要点を書いておく)
  7. まとめで1~5をそのまま話す

これで10分くらいのプレゼンになります。
本来、目標も進捗も1センテンスで話すのは無理です。
問題点なんて1つじゃないし、それぞれに対策のアイデアなんて山ほどあります。
むしろ、仕事への理解度、自身の発想力、行動力、これらを示すためにたくさんを語りたくなりますが、ぐっとこらえて全部一言で話すようにします。
そのせいで目標も進捗も抜け漏れのある違和感のある感じになります。
問題点もアイデアもなぜそこに着目したのか、他にもあるだろう?といった質問を受けたときに、あなたが考えるようなことは全部やってます、と先回りして主張したい気持ちにもかられます。
ぐっとこらえましょう。
目標も進捗も問題点も解決策も、結論に結びつく側面だけを切り出して話し、とにかく結論を覚えてもらいましょう。
結論だけ覚えてもらえたら他の情報は一切記憶に残らなくてもOKという気持ちでプレゼンを作りましょう。
背景やこれまでの経緯を詳細に説明?そんなことをしたら相手は処理能力が足りずパニックに陥るのでやめましょう。

時系列をいじる、誇張表現はセーフ

相手が理解しやすくなるなら実際に起こった順番に話す必要ないです。
結論がEだったら、
AがBでCだと思ったら実は驚くべきことにAはB'だったと発見しC'が実はDだと導かれEという結果を得ました。
と順番に話す必要もなく、
BがEでした、
とか、スタート地点を偽っても途中はしょってもOK。
大体仕事なんてのは一本道でうまく行くはずなくて、右往左往するものです。
その中で光明を見いだしブレークスルーを起こすことで前に進むので、そのブレークスルーについてすごいと思ってもらいたくなります。
でもそのブレークスルーというのが右往左往した中で見いだしたからすごかったのであって、それだけ聞いたら当たり前じゃんってなることがすごく多いです。
そうすると、ブレークスルーをすごいと思ってもらうために右往左往した状況を説明したくなるのですが、それはプレゼンとして完全にアウトです。
誰も理解できないプレゼンが完成します。
状況説明が必要なすごいことはプレゼンでは全然すごいことじゃないので、潔く削除してしまっていいくらいです。
聞き手はド素人なのですごくないことも、すごいことだ!と言えばそう思ってくれます。

フォントのサイズは 2 4 以上

役員相手の場合は28以上らしいです。
この真意は、

  • 情報量を減らして理解しやすくする

ことです。
なので、絵と文字を詰め込まない自信があればフォント小さくてももちろんよいです。



馬鹿に向かって話をすると思え

大企業でウケのいいプレゼンを作る時の極意は、
「馬鹿に向かって話していると思うこと」
です。

  • 専門用語は知らない
  • 簡単なロジックしか理解できない
  • 一つのことしか覚えられない
  • 話題が変わると前の話題を忘れる

こういう人に向かって話していると思いましょう。
ちなみに、大企業社員が馬鹿だと言っているわけではありませんよ。
みんなメールや資料作成の傍らでプレゼン聞いているので、どこから話を聞き始めても理解できるようなストーリーや論理構成にしたほうが多くの人が話についてきてくれます。

わかったつもりになってもらうことがゴール

大企業におけるプレゼンは、物事を詳細に理解、把握してもらうためにするものではないです。
そう割りきって説明としては雑なウケの良いプレゼンをすることで社内の味方を増やしましょう。


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