思ったよりも効果があった働き方改革
こんにちは。
働き方改革、流行ってますね。
なかなか効果が実感できない職場もあるそうです。
弊社でも働き方改革なるものが実行されました。
内容は、
- 拘束時間を45分短縮(勤務時間30分、休憩時間15分)
- フレックス制導入
- PC持ち帰り原則禁止
- 深夜早朝勤務禁止(メールもNG)
- オフィスコンビニ導入
- 勤怠管理アプリ導入
など。
効果は、
- 8時前に出社し、16時くらいに帰る人が多発
- 満員電車のストレスが軽減された
- 出張時のアポイントに無駄が減った
- 仕事は変わらず回っているように思う
など、そこそこ効果が上がっているように感じます。
何が変わったかなーと思うと、平社員レベルで言えば、
- パワポ作らなくなった(時間ないから)
- 会議しなくなった(時間ないから)
- 立ち話で意思決定する(してもらう)ようになった(オフィスにいる時間短くなって上司に会う機会が少ない)
- 出張、外出時にアポイント詰め込んでちゃんと丸一日仕事になるようにスケジュール調整するようになった(勤務時間マイナスになるから)
- メール書くタイミングが朝や夕方に集中するようになった(メールにちびちび対応してるから仕事に集中できない説)
- 休憩しにコンビニ、自販機へ行く機会が減った(オフィスコンビニ最高!)
- PCの前でぼーっとする時間が減った(PC家に持ち帰らないから)
- 朝型になった(早く帰って子供との時間作る)
などなど。
という感じで勤務時間短くなった分、いらん仕事(主にパワポと会議)を削ったら案外行けてる。
働き方改革でとりあえず残業ゼロのお達しを出す、みたいなのはナンセンスだと思ってたけど、案外効果あることもあるんだなーと。
ただ、大企業でこれは成り立たないだろうなーとも思います。
理由は、下が働き方改革しても上が働き方改革しないから、ですね。
うちの働き方改革で効果あったのって、上司が意思決定方法変えたから、(というか自分が勝手に変えたことを許容してくれたから)なので。
これまで一応パワポで説明資料作って上司の時間押さえて説明して、許可もらってたのを、パワポなしで立ち話的に紙と鉛筆で説明して許可とるように勝手に変えたらそれでOKでいいっぽい感じになりました。
大企業だと、会議→パワポで説明→承認→議事録残す、このプロセス必須だと思うので。
偉い人に決定権が集中しすぎて、中身わかってないのに意思決定してる状況がたぶんおかしい。
だから、一回OKしてくれたことに、俺は聞いてない!と怒りだしたり、キレイなパワポ案件にOK出しがちだったりする。
そんなんなので部下としては、OKをもらったことを立証するために、
- 会議を開き証人を作り、
- 議事録を作り証拠文書を残す、
ということをやる。
中身よりもアホでもわかるキレイなパワポ作りに時間を使う。
なんならコンサルに高い金払ってパワポを作ってもらう。
という生産的でない作業に時間をかけてしまう。
残業0の号令を出してもサビ残してこれやる人が社内競争で勝つことがわかりきっているのでみんな仕事量が減らない。
要約すると、ボトルネック(今回の例で言えば意思決定プロセスの無駄)を解消しない働き方改革は無意味ですねってことですかね。