こうやったら受かった!某老舗コンサル三次面接【未経験からの戦略コンサルタント転職】
こんにちは。
今回の未経験からの戦略コンサルタント転職は、某有名コンサルティングファームの三次面接の様子です。これ以降もそうですが、ここの面接はほぼ雑談でした。
事前準備
仲介してもらった転職エージェントがとても優秀で、事前に面接官の名前とか経歴調べてくれました。
この回の面接では面接官の名前が事前にわかったので、ネットストーキングしてから面接に臨みました。
シニアマネージャーとかプリンシパルとかパートナーとか、そんな感じの職位になってくると名前で検索すると経歴やらニュースやらが出てくるので話のネタに調べておくとよいかもです。
第一印象
(さて、今回会う人は確か理系大学卒業して、事業会社行って、MBA取って、今のコンサルファームにいる方だったよな。写真だと40代って感じ。)
(面接官入室)
私:こんにちは!本日はお忙しいところお時間いただきありがとうございます!(珍しく年上の面接官出てきたなー。これまでなんだかんだみんな年下っぽかったから緊張するなー)
面:こんにちは。お忙しいところどうも。前回は○○と会って話したんだってね?
私:そうですー。○○さん面白い方ですねー!ベンチャー支援とかコンサルっぽくないなーとか思いました!
面:金になりゃいんだよ。逆に金にならない活動はできないからね。
私:(あ、厳しい系の人だ。早めにこのおじさんの地雷ポイントとか見極めなきゃなー)そりゃそうですよね。
面:考えの甘いやつ増えたからなー。
私:そうなんですねー。某大手コンサルティングファームで働いている知り合いも人員拡大した結果能力低い人が増えて困ってるって言ってましたねー。コンサル全入時代だ、なんて。
面:うちも似たようなもんだけどね。まあ、いいでしょう。
自己紹介
面:自己紹介してくれる?仕事内容を中心にお願い。
私:わかりました!私は、…(テンプレ)
面:はい。ありがとうございます。では次に私の紹介をします。(中略)…。とりあえず、聞きたいことあればなんでも聞いてください。
私:(また雑談かなー?)そうですね。事業会社からコンサルに転職されたということですが、きっかけは何だったんですか?私も面接官さんと同じ行動を取ろうとしているので参考に教えて下さい。
面:事業会社では経理から入ってそのあと経営企画やっててね。より専門性を高めたいと思ってコンサルに転職したんだよ。
私:経営の専門家、ということですかね。期待通りのキャリアといいますか、スキル、経験は身に付きましたか?
面:身に付けなきゃ仕事にならないから当然だよねぇ。
この人嫌いw
私:そりゃそうですね。(とっつきづらいおじさんだなー。ご指導賜るスタンスでいくか?)事業会社との違いってどんなところで感じましたか?
面:ある意味、経営企画もコンサルも近しい仕事をすることも多いんだけど、よりドライブ感がないのがコンサルだね。
私:ドライブ感と言いますと?
面:自分が会社を動かしてるという実感みたいなものだね。君は現場のエンジニアだからたぶん一番ドライブ感のある仕事をしてきたと思うよ。君の行動が製品の質なりコストなり仕様に直結したと思うけど、もし君じゃない技術者が君の製品を開発したら全く別の製品になったんじゃないかな?
私:そうですね。私じゃなかったらそもそも研究テーマ消滅してましたからね。
面:そうでしょう?エンジニアなんて一番会社動かしてる実感を感じれる職業だと思うよ。まぁ、それが事業会社の醍醐味だよね。ちなみに、会社の経営企画に対して、あいつら全然実態のある仕事しないなって思ってないかい?
私:思ってます。もっと現場の実情を見て判断してくれと。
面:私は経営企画の人間だったから現場からしたら仕事してない人だったろうけど、今思えばそれでも現場感というか、ドライブ感を持って仕事をしていたよ。というくらいにコンサルタントという仕事は自分で物事を動かしている感覚がない。
私:あー、そうですか。(なんかねちっこくて好きになれないなーこの人)
それでも自己PR
面:なので、君はだいじょうぶかなー?将来は事業立ち上げに関わりたいなんて言ってるけど、実業に未練があるんじゃないの?
私:(あーめんどくさ。あー言えばこー言う系の会話にするとボロが出るから自分はこう考えてます!って言い切ろう)未練は当然のことながらありますね。私は技術大好きで、新事業企画の部署にいたときもわざわざ工場いって自分でものづくりしてましたから。でも、だからこそ、ものづくりだけやってたら自分の実現したいと思っていた、新技術を活用した新事業、技術を知っているからこそできる未来予測にたどり着けないと確信しました。足りないのは、今時点での仮説ですが、マーケティングスキルや人脈、大きな組織を動かす政治力、そういったところだと思ってます。(はい、とりあえず言い切ってみた!)
面:そうですか。まあ、私が言ったような話は実際体感してみないと判断つかないとは思いますよ。
私:わたしもそう思いますー。実際コンサルタントとして働いてみて、やっぱ違ったなーと思う可能性はあると思ってますが、それでも今の自分にはないスキルを身につける機会にはなると思って、全力で働こうと思ってます。(ん?あ、研修じゃねーよって言われかねない発言をしてしまったか?)もちろん、私のこれまで培ってきた技術力や企画としても動き方、大企業の力学を知ってますので、御社にはない視点を提供するという点で活躍できると思っているのは大前提としてありますのでご安心を。
プチケースみたいなやつ
面:そろそろ時間なので、最後に簡単なケースをさせてください。御社の強みと弱みを3つずつ紹介してください。
私:強みと弱み3つずつですね。(現場の話だけにならないように注意しよう)まず強みですが、手前味噌で恐縮ですが、現場の能力が高いこと。トップの経営判断が適切なことが多いこと。あとは、、、事業ポートフォリオの安定感があること、ですね。現場はかなり自律的に動けてると思います。決裁権がなく大きな決断はできませんが定常業務は最悪課長未満だけでも回ってます。トップが5-10年に一回くらい数年分の利益が吹っ飛ぶような新規事業やM&Aをするのですが、これがなぜか当たる。そのおかげで、今頑丈な事業ポートフォリオになってます。
面:御社はそうですよね。
私:弱みですが、現場が強いといいましたが、それは定常業務の範疇で、現場から新しいことを始めるモチベーションは低いです。中間管理層、場合によっては役員もこの定義にはまりますが、が長期目線、全体最適の視点で目標設計できていない。事業ポートフォリオでいうところの金のなる木がどれもじり貧になっていること。
面:なるほど。
私:制度設計、人材面で定常業務を回すことに最適化されすぎていて新しい取り組みへのハードルが非常に高くなっています。
面:ではどんな提案をしますか?
私:ポートフォリオ見直しなどやるべきことはたくさんありますが、まずは評価制度の改革を提案します。話すと長いですが、弊社社員は評価制度設計で容易にコントロール可能と思われます。
面:ありがとうございます。では私からはこれで終わりです。最後に何か聞きたいことありますか?
私:聞きたいことは雑談中にだいたい聞けました。ありがとうございました。
わざとかもしれませんが、とにかく感じ悪かったです。なので、この回はあんまり手応えなかったですね。もしかしたら本当にお互いにこいつとは合わないなーと思いながら話してたんじゃないでしょうか?
そういう状況でもニコニコ話せるように心がける必要ありですね。
この後連チャンで別の人と一時間面接です。
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