のらケミスト

中小化学企業で新規事業とか技術開発している人のブログ。技術的な話とか転職の体験談をご紹介。

【未経験からの戦略コンサルタント転職】中途採用でもなまけちゃいけないWebテスト対策

こんにちは。
先日の転職活動で10年ぶりにWebテストうけました。
訳あって出来はボロボロでしたがなんとか通過。
今回はその体験談を書きます。

Webテストまでの準備

  • なんのテストが出るか調査
  • 必要なツールをそろえる
  • 対策本で練習
  • 本番を受ける環境を整える
  • 本番

なんのテストが出るか調査

Webテストは代表的なものが3種類あります。
SPI, 玉手箱, TG-WEB。ほかにもあるらしいですが、忙しい転職活動ではこの3つを最低押さえておきましょう。
これらテストでは、正答率、正答数どちらも評価されます。
正解すると難易度の高い問題、誤答すると難易度の低い問題が出題されるようになってます。
最後まで解答したときに自分がどの難易度にいて、何問残したかで合否が決まります。
それぞれ問題には傾向がありますので、自分がなんのテストを受けるかを正しく把握して対策しましょう。

テストの種類の調べ方ですが、確実な順に、

  1. 募集要項を読む
  2. エージェントに聞く
  3. ネットで調べる

です。この順番を絶対に守ってください。

必要なツールをそろえる

受けるテストが決まったら以下をそろえましょう。

  • PC
  • ネット環境(できれば有線LAN)
  • 鉛筆
  • 時計
  • 電卓

あったら便利なアイテム

  • 数字キーボード

対策本で勉強

問題の難易度は義務教育レベルです。
基本的なやつ。



たまに遭遇するテスト。


中学まできちんと勉強したよ!って人

ちょっと勉強すれば解き方は思い出せます。問題はスピードです。スピードアップの最大のコツは、慣れることです。ぱぱっと問題集を一冊仕上げて本番に臨みましょう。

運悪く若かりしころ勉強をサボってしまった人

ちょっとだけ時間かけて勉強しましょう。問題を解く力の無い人ほど受験テクニック駆使すると劇的に点数上げられます。

  • 数理問題対策:

適当な問題集を買って、テスト一回分を繰り返しひたすら解いてください。たとえ答えを覚えてしまっても構わず、毎回計算をキチンとして、覚えてる答えと同じ答えが出ることを確認しましょう。解き方も答えも完璧に覚えちゃったよってとこまでやったら、問題集の残りを適当にこなして本番に臨みましょう。

  • 言語問題:

唯一のテクニックは、選択肢の根拠が問題文にあるか照らし合わせることです。雰囲気で答えてはいけない。なんか違う気がすると思う選択肢でも、本文に同じことが書いてあったら正解です。逆に常識に照らし合わせて正解だと思っても本文に書いてなかったら不正解です。この考え方になれるまでいろんな種類の問題を解いてください。

本番の環境を整える

対策が完了したら本番を始めましょう。

  • 安定したネットワーク環境、
  • 広く整頓された机、
  • 筆記用具、電卓など、
  • 物理的な環境を整えたら、
  • 同居人にテストやるから話しかけないよう言う、
  • 携帯の電源切る(メールとかついつい気になっちゃう)、
  • トイレに行く、

これらを最低やっておきましょう。

本番

  • わからない問題は潔く速やかに捨てる。
  • 捨てた問題に想いを馳せない。
  • 時間いっぱい諦めない。
  • 落ち着いて、背伸びせず、できることに集中する。
  • 数理テストと言語テストの間はしっかり休憩する。なんなら次の日にやる。

これでOKです!

体験談

結局一社しかWebテスト受けなかったですがその体験談を。

調査

企業からWebテストの案内が届いた。テスト内容は記載されていない。
ネットで調べるとどうやら判断推理とGMATみたいな問題が出るらしい。
勉強のためにそれぞれブログでお薦めされている問題集を買った。

準備

判断推理はパズルみたいなもの、GMATは英語の読解問題のようなので、判断推理のために方眼紙とペンを揃えた。

勉強

どちらもなかなか難しいが判断推理は問題集を二周やり、問題集に書かれている解法は丸暗記した。高得点を狙える自信はかなりある。さらに万全を期すために方眼紙にあらかじめアルファベットや数字を書き込み、解法のカンペも作った。
そんなことをしていたらGMATの勉強時間がなくなったのでこっちはぶっつけ本番でいくことに決心した。

環境を整える

自宅には2歳の子供がおり、とてもじゃないがWebテストなんて受けられる環境ではないので、ネット喫茶で受験することにした。
タバコ臭く薄暗い個室でPCを立ち上げ、
エネルギーを出すためにリアルゴールドを飲んだ。
テストが終わったらマンガ読んで帰ろう。
方眼紙とカンペを机に広げ、さぁ準備は整った!いざテスト!

本番

メールで送られてきたURLを開き、ユーザー名、パスワードを入力した試験画面を立ち上げる。
するとそこには数理問題の言葉が!!
いやいや、判断推理って要は算数の問題だからね!こういう表現にもなるよね。
練習問題を開く。
昔に見たことがある円グラフが出てきて、1994年の日本の輸出総額はいくらかと聞いてきた。
理解した。
これSPIだ。。
あれ?どうしよう?まあ、自分エンジニアなんでいけるっしょ?とりあえず始めるか。
5問くらい解く。
あ、これ手計算じゃ追い付かない。やばい。
そこで今日最大のファインプレー、
スマホに電卓入ってるじゃん!!!!
急いで電卓を立ち上げ問題に戻る。
無駄に手計算した時間と電卓探した時間を取り戻すべく焦りながら雑にどんどん問題を解いていった。
終了。当然全部解き終わらなかったし、わからない問題すらあってへこむ。
そのまま言語問題に進む。
当然問題の解き方を思い出しながらのテスト。10分くらい経ってからようやく慣れてきたが結局全問解き終わらなかった。

後日

混乱の中での試験だったが、無事合格のメールがきた。
エージェントにWebテストの種類間違えて対策したけど運良く受かりましたーと報告する。
そういう情報は聞いてくれよー、あそこは本当に極端な足切りにしか使わないからよかったものの・・・、という感じで呆れられました。

みなさんはぜひ準備を万端にして臨んでください。