のらケミスト

大手化学メーカーから素材系ベンチャーに転職した人のブログ。技術的な話とか転職の体験談をご紹介。

【クリエイティブに役立つ思考方法】雑談 - 1

こんにちは。抽象度の上げ下げで書いた内容について、愚痴っぽくなっちゃったから削除した内容です。

アクションは具体的に決めるべしとか、手段が目的化しちゃいかんとかこうあるべしというビジネス本は山ほどありますが、これらは抽象度をできるだけ下げ、必要なことだけを実行しなさいという、現場寄りのハウツーですね。現場は作業効率が全てなので不確実なことは排除し、取れることがわかっている成果を最大効率で取りに行くことが推奨されます。
が、実は、抽象度の高い状態も低い状態も、どちらのスタンスも許容しながら場合によって使い分けるのが発想を広げるコツで、これが企画等のクリエイティブ寄りのハウツーになります。
なんちゃらの本ではこう書いてあったとか、自分の経験上こうだったとか、そういう具体例は抽象度の低い話で、なんとなくこういう傾向があるよね、とか、ざっくり言うとこんな感じよね、が抽象度の高い話です。
※企画寄りの人で、クリエイティブな仕事が上で、現場作業が下みたいに思う人が一定数いますが、あくまで役割分担の話なので、そういう人は頭悪いなーくらいの感じで生暖かく見守りましょう。
※※クリエイティブに憧れる現場の人はそういうスタンスもあることを素直に受け入れましょう。

日本人は抽象化が苦手だと言われています。DNA的な話ではなく、日本という生活環境で育った人は抽象化するスキルを磨く機会があまりないまま大人になることが多いということです。日本ではとにかくリスク(=不確実性)をゼロにすることが求められます。抽象的な状態とはリスクのある状態なので全く歓迎されません。心当たりのある人は多いはずです。
しかし、リスクのないものだけ求めても旨味にたどり着けることがなくなったため、抽象的な状態を許容する、抽象的な概念の中を探索することが次の成長のために必要になりました。

いやいや日本人は抽象化が苦手というが、私の知り合いの現代アートの第一人者の○○さんはとても抽象的な作品を作ることで世界的に評価を受けているので日本人が抽象化が苦手だという意見はデマでしかない、
というような個別事例を上げた非常に具体的な反論を展開したくなった人は抽象的な考えが苦手寄りな人なのでご注意ください。

抽象化という概念は、これまで日本の教育で良しとされてきたことの逆なので、慣れない人が多いと思います。良い悪いという評価軸を設定することさえ抽象化を妨げる要素になり得ます。そんな概念です。

抽象化は練習で上手になるといわれています。頑張りましょう!